つま先立ちの恋

「・・・ヒカルちゃん」



その名前に和泉の腕が緩んだ。



そう、教室の入口。



無表情のまま立ち竦んでいるヒカルちゃんの姿があった。



だけど、私と重なったヒカルちゃんの瞳の色はあの時と同じ色をしていた。


私の耳に蘇る、あの時のヒカルちゃんの言葉。