いつかまた桜の下で君に会えたら





送っていくよ。
そう言って強引に私の手を引いたあの人に送って貰って家に帰った。



すぐだから大丈夫だと言ったのに。



だけど、ちょっとだけ嬉しかった。



あの人といることが堪らなく心地良い。



そう思うことが当たり前のようにしっくりきた。


戸惑いとかはない。



好きなのかもしれない。

それはよくわからない。


たとえそうだったとしても、それもなんだかしっくりくるような気がした。