「一人旅と決めていたのに、何でこんな面倒臭い奴と…」 天気のいい昼下がり、人々は楽しそうに街を歩いていたが、その中でセイは頭の後ろで手を組み不機嫌面で歩いていた。そして隣を歩く、セイよりも頭一つ分小さいヨツバを横目で見下ろす。 面倒臭い奴と呼ばれたヨツバは口を尖らせセイを見上げてきた。金色の髪が太陽の光でキラキラと輝いている。 「面倒臭いって何よ…」 「記憶喪失なんて一番面倒臭いだろ」 「もう…。ところでセイ、これからどこ行くの?」