魔女の城に着くと、爆音や人の雄叫びなどが耳に届く。 視界では火柱が上がったり、粉塵が舞ったりしている。 「おー派手にやってんなー」 セイ隊長が呑気に言う。サヤはセイ隊長に近付き、 「私達はどこへ?」 「とりあえず城の周りを片付ける。いいか、気を引き締めて行けよ」 「はい!」 アッシュ隊長が率いる第三部隊は確か城の中に入って行った。私達の敵を取られる心配は無いな。 とその時、 「ここは通さないぞ」 気付けば、サヤ達の周りは敵が囲んでいた。