一時間ほど経っているだろうか。戦場の音はどんどん激しくなっており、風に乗って火薬の匂いがする。 セイは森の中に入り、地面に穴を開けそこにコトハの亡骸を埋めた。本当はもっとちゃんとした綺麗な場所に墓を作ってあげたかったのだが、今のこの状況じゃ不可能だ。 「ごめんな…こんな所じゃゆっくり眠れないな…」 今は我慢してくれ。この世界が平和になったら、ちゃんとした墓を作るから。 コトハが望んだ世界を必ず作ってみせる。コトハとの約束も、ちゃんと守るから。