「──春。迎え遅くなって悪りぃ。」 海斗の言葉に春は首を傾げた 「……蓮?」 「春ちゃん。ちょっと後ろに下がってて。」 蓮は春の前に立つと 海斗と陸と奈々を睨みつける 3人が睨み返すと同時に 遊園地から人の気配が 完全に消えるのを感じた 「……みんなが上手くやってくれたみたいね。」 「じゃあ次は俺達の仕事だ。」 奈々と陸はふっと笑うと 蓮に向かって走り出した ──作戦開始 _