「え…っとぉ。裕介様?どういうことでしょうか?」

いまいち理解し切れなくて、裕介の方を向いた。

「はぁぁ。やっぱびっくりしてんじゃん。


楓、落ち着いたらもう1回話してやるから。

とりあえず飯、食おう。な、母さんも。」

裕介があたしの肩に手を置いて、ポンってたたいた。


「そうね。ごめんなさいね。楓ちゃん。びっくりしたわよね。じゃあ、ご飯を頂きましょう。」


奥様がにっこり笑ってみんな(奥様と、裕介と、あたしと、裕介のお兄ちゃん2人と、その奥さん。)でご飯を食べ始めた。


ごはんったって、イタリアンのフルコースみたいなやつ。

味もあんまりわからないまま、食べ終わった。