「いーの。俺が守ってやれない分。ね?」

そう言った裕介はものっすごい優しい目をしていた。


「うん。ありがとう。じゃあさ、今度は絵馬書かない?」

そういって、また巫女さんの所に行って、絵馬を2つ買って、黒ペンを借りた。


「なんて書いたかは、俺が戻ってくるまでお互い秘密な?」

そう言って、くるっと裕介は後ろを向いた。


そうして、あたしは書いた。

『裕介が元気に過ごせますように。あと、浮気しないでほしいなぁ。野崎 楓』


って書いておいた。

見られたら怒られちゃいそう。


一緒に見れる日を楽しみにしてるようかな?