「あたしの中にたくさん残ってるから、いいのに。」

そう言って、あたし達はおでことおでこをくっつけあって、笑いあった。


その瞬間、時計が12時を知らせた。

「「メリークリスマス♪」」

2人声をそろえてお互いに言った。


こんなに幸せだったクリスマスは、父さんと母さんが死んで以来、初めてだったかもしれない。


またいつか、こんな風にクリスマスを過ごそうね。

ずっとずっと、一緒だよ?裕介。