メイドなあたしとイジワルご主人様。

きれい…

そう思ったのが口に出ていたのか、裕介が笑った。


「な、いいだろ。じゃ、昼飯でも食べっか。」

あたしが素直に頷くと、手をひいて、近くに見えたかわいい感じのレストランに連れて行かれた。


―カランカラン

もんのすごい懐かしい音がして、ドアをあけると、本当にカワイイお店だった。

店内には人がいなかった。今日は貸切みたい。


そこで、ペスカトーレを頼んだ。

海の近くだし、魚介類がおいしそうだったから。