「本当に…申し訳ありませんでした。」


この人には、誠意がある。あたしはそう感じた。

「いえ、裕介が生きていればいいんです。それで、裕介の状態は…?」


少し明るい顔になったその人。

「あ、ありがとうございます。
今、裕介さんは手術中で、骨折と打撲、擦り傷で済んだみたいです。」


よかったぁ。生きてる。結構軽いっぽいし。