メイドなあたしとイジワルご主人様。

あたしはその後トイレへむかって、ケータイをかけた。

「あ、もっしもーし。南さん?」

『あら、楓?』

「そーそー。あたし楓。なんかねー。藤川裕介って覚えてる?」

『あの楓が唯一勝てなかった子だっけ?』

「そうだよ。それで藤川がね、メイドとして雇いたいから家に来てくれないかっていってるの。衣食住込みだって。」

『あら、いいじゃない。そうしてもらいなさい。』

あっさりすぎ。

南さん、いいの?

でもま、南さんもまだ若いし心配はかけないのが1番か。