裕介の方を見ると、手を合わせて、まだ目をつぶっていた。 「どーしたの?」 「いやぁ、ちゃんと言っとかないと、楓のお父さんに怒られそうだし。」 裕介って… 意外にちゃんとしてる。 まぁ、いいとこのおぼっちゃんだし。そうか。