柔らかいものが唇に当たる。



「いっただきー!!」



顔にニッコリと笑顔を乗せて、アタシの髪をグシャグシャに撫でる。



アタシはいきなりのことで、何度もまばたきをした。


「舞依?」



さっき、シュウの唇が触れた自分のそれに手を当てる。



───シュウの、くち…びる…



理解した瞬間、身体の芯からカーッと熱くなったのが分かった。



あ、アタシ…シュウと──っ///



でも次の瞬間には…



ボスッ!!



「ってぇ…」



シュウが今しがたアタシが思い切り殴ったお腹を抱える。



「ばっ、バカじゃないのっ!?」



「痛い…。バカとか言う前にごめんなさいしようよ、舞依子さん。」



そんなの、知らない!!勝手に呻いてろ!!シュウのバカ、アホ、ナスビっ!!



きっと、今のアタシは凄く赤い顔をしている。異常なくらいだと思う。



だって、しょうがないじゃない。初めてのキスなんだもん。



それに相手がシュウなんだもん!!