思い出すだけで、心臓が冷たくなる気がする。
ママだって、アタシの前では笑ってたけど本当は何かを隠している。
確かに、パパとのデートということは幸せなんだろうと思う。だけど本当にママの心の中には、パパとのデートを楽しむ事だけなの?
はぁ、
考えても、考えても嫌な事しか想像出来ない。
「…迎えに行こう。」
携帯と財布を持ち、家を出る。
おばあちゃんの家は、ここから歩いて15分くらいの所にある。
「あ、舞依ー♪」
この能天気か声は…
「シュウ。」
「テンション低く!!今、舞依ん家行こうってしてた。」
「へー、舞依は出かけるの。」
「じゃあ、ついて行く。」
「嫌。」
「まぁまぁ、気にしないで。」
そうニッコリと笑うシュウは本気で、アタシについて来る気だ。


