「駅で見かける度に
どんどん・・
どんどん好きに
なっちゃいました・・
・・付き合ってください!!」
そう言った彼女は
綺麗な髪を揺らし
お辞儀をする
その一連の動作に
ドキリとするが
彼女を幸せにする
ことはできない
だからこそ
優しく
やさしく
振ろう
「気持ちは嬉しいです
・・だけどごめんなさい・・
きっと付き合ったら
不幸にしてしまうので・・」
彼女は
言ってる意味が
わからないらしく
不思議そうな面持ちで
首をかしげる
きっとわからない方が
いいよ
わかってしまえば
傷つけてしまう
だって・・
