心の、ずっと奥

どんなに、心の中で強く願っても


太郎は、微笑んで


『そうだな。サチは悪くない。』



と、期待している言葉をかけてくれない。


その期待とは、反対の言葉が私にかけられた。


「人のせいにして、サチは楽か?そうやって、何でも人のせいにしてさ?」



痛い、私の胸が、ズキっと痛い。


太郎の言葉と、私を見る瞳で、私の胸はズキズキと疼きだしていく。


苦しんでるのは私なのに、なんで、太郎は私を責めるの?



悔しくて、悔しくて、寂しくて、悲しくて


負の感情が、私の心の奥から湧き出るように込み上げてきた。