私がそう言うと、宵波さんはニッコリ笑った。

「よろしくな、優姫」

「おい!様かお嬢様をつけろ!馴れ馴れしい…」

「いいんだよ、俺と優姫は友達になったんだから。な?」

宵波さんが私に同意を求めてくる。
それに垣元さんは顔をしかめたが、友達だと言われたことが嬉しかった私には見えてるはずもなく、私はほけーとしていた。

「?優姫?」

「あ、えと…うれ、しくて」

私がそう言うと、宵波さんも垣元さんも驚いたように目を丸くした。

「ここに来て、初めて出来たお友達だから…嬉しくて」

すると二人はフッと顔を緩め、笑ってくれた。

「さぁ、お茶にしましょう」

「はーい」

八重桜の下、三人でしたお茶会はとっても楽しかった。

そんな、休日日和な日でした。