「俺…明日イタリアに戻るよ。秋菜は?」 「私は…しばらく日本にいるよ」 「そっか」 「うん」 「俺…あと3年で、でかくなってみせるから…そしたら…」 「ん?」 「いや…」 朱鷺也くんは私に そっと優しくキスをしてくれた。 「秋菜…ずっと好きだよ」 「私もだよ…」 ! 私たちは、夜空を見上げ 肩を寄せ合った。 夜空には、満天の星と満月…。 それは…まるで、 私たちを祝福してくれているようだった…―。 .