秘密の保健室

慌てて眼鏡を外して先生の胸に突きつけた。


また体温が急上昇していく。


動揺した顔を見られたくなくて片腕で顔を覆ってみたけど、きっと先生は気づいてる。


先生は眼鏡を受け取ると私の頭を軽くなでて私から離れた。


それから先生は椅子に座り、机の引出しのファイルを取り出して何か作業を始めた。
 
 
「そろそろ部活に行きなさい。コンタクトにしたんだからもう大丈夫だろう?」


 「……はーい」