「でも君が眼鏡をかけているところは見たことがないな」
 

「ぶっちゃけた話、私眼鏡あまり似合わないんです。先生にはあまり見られたくないから…」


「……そう」


ポケットに手を入れたまま、先生は私に近づいてきた。


私の顔を見ながら「うーん」と少し考えて再び口を開いた。
 
 
「そのままの君でもいいけど…」