「僕には世界中で一番愛してると誓える、最愛の相手がいますから」 …うわぁ―――! 一瞬静かだった会場が、また活気さを取り戻していく。 そんな報道陣をよそに隼人は、 「そんな訳で、失礼します。本日はお集まりいただき、誠にありがとうございました」 そのままダッシュで会場を後にしていた。 突然の隼人の行動に、あたしも報道陣もニュースキャスターもただ驚くばかり。 「何がしたいのよ、隼人…」 .