ある日ぼくは ゆきに 「もしぼくが明日死んだらどうする?」 と聞いてみた ほんの他愛もない会話のつもりだった しかしゆきは 突然泣き出して 「なんであなたは そうやって わたしから 離れることばかり 考えるの? なんであなたは いつも一人ぼっちなの? わたしは あなたがいない世界なんて 考えられないのに それって違うでしょ 違うでしょ あなたが死ぬなら わたしも一緒に死ぬ!」 ぼくは驚いてしまった