ぼくとかすみは 街の中 流れる川岸のベンチに座っていた 川の両岸はコンクリートで舗装されていて 雑草の生えてくるすき間などなく 少し離れた橋の上を 人や車が過ぎて行く ビルの窓や看板の明かりを ゆらゆらと反射する水の流れを見ていたら 隣に座るかすみが 「卒業したらどうするの?」 と聞いてきた 「近くの大学に行くよ」 とぼくは普通に答えた かすみはどうするんだろう