いつもの1ページ




翔くんと別れて、雅美といつものファミレスで夕飯食べて、家に帰った。

長いような、短いような節目の1日が終わる。

明日からあたしたちを繋ぐ名称は消える。

選択授業で仲良くなったあの子や、廊下で会えばはしゃいでたあの子、もうみんながあの場に集まることはない。



あたしのアルバムも翔くんに負けないぐらい、言葉で埋まってた。

嬉しいけど、少し切ない。

あたしのアルバムの1ページ目は、雅美の言葉。

1ページ丸々書きたいと言った彼女の言葉で埋まったページ。

書いても書いても、書き足りないって書いてあるけど、それはあたしも同じだよ。

次のページは仲の良い友達、部活の仲間たち。

絵があったり、プリが張ってあったり、ペンも色とりどり。