遠くから電車が近づいてくる音がきこえてきた。 あたしたち以外の乗客は 1人もいない田舎の無人駅。 白線の内側で電車を待っていると ふと蓮井サンがあたしの左手を取って空にかざした。 秋晴れの澄んだ青空に浮かぶ眩しい太陽。 それが、空にかざしたあたしの左手薬指に重なる。 指の隙間からこぼれる あたたかくて 優しくて そして眩しい光は… きっと一生あたしのそばにあるよね――… ≪END≫