「美紀、知り合いなの~?」

  
   
チラッとこっちを見た彼は

色白の顔に琥珀の目。


「友達?」


「うん、高校の。

舞子と茶織。

こっちは龍くん。


音楽学校の先輩だよ。


最近さぼってるけどね~!」


「バイトと学校忙しいんだよ」


ふんわり

ブルガリブラックの香り。


おとな、だあ!