そして運命の朝私は一枚の紙を
握りしめ走っていた

涙が・・・・

止まらない・・




ガラッ勢い良く
二年生の教室の扉を開いた





「朔ちゃん!!私・・・やったよ!!」




それはまさに裁判で勝訴した時の

被告人のように成績表を掲げた





「ゆ・・・
 ゆい・・・お前」

2人は菱と抱き合った

「さすが俺のゆい
 信じてたぞ」

「うん、私・・悪魔に屈しなかった」




ボカッ


「イデッ!何すんだよ-」


そこには鬼の形相で

2人を睨む鏡夜さまが

いらっしゃった