「あなたが自殺請け負い人の方ですか?」

「はい。お互いに顔を隠しているのは、できるだけ情が移らないようにするためです。こちらも商売なのです。ワタシも一応人間なので・・・冷酷に仕事をしなければなりません。」

「わかります。こんな仕事するには、凄い度胸が必要だと思います。引き受けて頂いて、ホントにありがとう・・・・ごっござぃまぁぁぁ・・・すぅぅ・・・・・ウッ・・・・ウッ・・・・・うえ〜ん!」

「お願いします。泣かないで下さい。」

「えぇぇん・・・ウッウッ・・。すいません・・・・・。ただ最後は、あなたの手で押してくれませんかっ?」


女は涙ながらに訴えた。