爆走ハラスメント〜ツンデレ生徒会と硬派な王子達

10分後、4人は校門で太陽を待った。


しばらくすると、バイクの音が近づいて来た。音はどんどん近くなり、4人の前で止まった。


左足を素早く動かし、ギアをニュートラルにする。その足でサイドスタンドを下ろすと、太陽と思われる人物はバイクから降りた。


ディラン、真幸と並んでも遜色のない長身。がっしりとした骨格だが、格闘家の二人と比較するとやや細身の体型だ。


フルヘルメットに両手を添えると、ゆっくりとヘルメットを持ち上げた。


ヘルメットを脱ぐと、長い茶髪がハラハラと落ちる。乱れた髪を掻き上げて、太陽は色っぽく微笑んだ。


目には、茶色いアイシャドーとアイラインがクッキリ引かれている。頬にはピンクのチーク、唇には赤いグロスがテカっている。


「何やってんのおぉぉぉ!!」


葉子の平手打ちが、太陽の頭をヒットする。


ぐるん!


太陽の長い茶髪が半回転した。


ズラだった。


「似合うだろ?大学の女の子にやってもらったんだよ。」


ズラを直した太陽は、ニッカリと朗らかに笑った。


まさに太陽のような笑顔で。