言葉の意味が分からないムムはきょとんとした表情でセルディの言葉を繰り返しました。 「やい、俺は迷子の絵本じゃないぞ! 俺はベストセラーの絵本だぞ」 「ベストセラー?」 ムムは、絵本の言葉を繰り返しました。 「そうだ、俺はベストセラーの絵本だ!」 絵本は表紙をバタバタと開いたり、閉じたりさせながらしゃべりました。 「ふん、過去の事だろう? そんなの」 セルディは冷ややかな口調で言いました。