「おや、ずいぶんと懐かしい物を見つけたね」 セルディは床に転がる絵本を見てそう言いました。 ムムは首を傾げてセルディを不思議そうに見つめました。 なにせ、あのセルディがこんな可愛い絵本を持っている事が意外だったからです。 (い、意外と親方は女の人らしいのかな?) ムムは声に出さず思いました。 「ムム、何か言いたい事でもあるのかい?」 セルディはムムに険しい目つきを向けました。 ギロッという音が聞こえそうです。