その伝説が、本物なのか、それとも作り出されたものなのか、それは誰にもわからない。 『振り向いたら――…』 振り向いたか振り向いてないかなんて、本人と女にしかわからないのだから。 目の前に広がる暗闇。 そして、不気味な女の笑顔。 女は今日も、叶うことのなかった恋の残骸を探し求めさまよっている。 マキもこうやって女の餌食になったのだろうか。 どうすれば呪いの螺旋に終止符がうたれるのか。 その答えを導き出せないうちに、俺の意識は途切れた。