体育館の裏で待機している間、在校生たちのざわめきが耳に響いた。 そういえば、なんだかんだで、1年の時も2年の時も卒業式には出席しなかった。 “中学校”の卒業式は、私にとって、これが最初で最後。 やがて進行の先生の合図により、体育館は静寂に包まれた。 クラスメイトが、1人ずつ、ゆっくりと体育館に飲み込まれていく。 拍手が聞こえる。 私も、その拍手の中へと、足を踏み入れていった。 名前を呼ばれて卒業証書を受け取った時、全然話したことのない校長先生が、「おめでとう」と言ってくれた。