これからは、何か大事な用事がない限り、校舎はおろか敷地に足を踏み入れることさえ許されない。 セーラー服も、来年中学校に入学する妹にあげてしまうから、もう着ることはないだろう。 「はい!笑ってー」 カシャッ…という渇いた音が教室に響き渡る。 響く音を耳にするたび、今日が“最後”なのだと思い知らされる。 どちらかと言えば、登校した日よりも、ズル休みした日の方が多かった私。 友達との関係に悩み、学校に足を運ぶことが苦しくなった。