5分 10分 20分 刻々と時間だけが過ぎていく それと共に 私の不安も次第に大きくなっていくばかりだった 小さい頃から上司に あの場所だけには近づくなと 何度も何度も言い聞かされてきた それなのに なぜ危険を冒してまで湊があの建物に…? 考えるより先に行動 いつの間にか私は 夜の闇へと足を踏み入れていた