「もうこれ以上湊とは組めない」


いつもの様に満天の星空の中

私は湊にこう告げた


本当によく考えた上での結論



「…そっか」



湊は一言

たった一言そう言って

私の目の前から去って行く






行かないで


置いていかないで


私を


一人にしないで------


ねぇ、湊


気付いてよ




溢れだす想いに

溢れだす心




そう言いたいのに

叫びたいのに

そんなこと許されないから


涙をぐっとこらえながら

私は彼の後姿を見送った