その日の訓練は 何だかお互い妙にギクシャクして 全然上手くいかなかった 夜も湊はいつもの場所には来てくれなくて 一人でぼんやりと空を見つめる どうしてこんなに胸が痛いんだろう こんなの慣れてるはずなのに 湊に嫌われることに 恐怖すら覚える自分がここにいる そんな自分が恐ろしかった すごくすごく 醜いように思えて 同時に どうしようもない胸騒ぎに襲われた