Black Light


「…湊?」


これって何だろう


小さい頃

ママとパパがよくやってくれたこと


温かくて

安心できて


すごく幸せだった時間




「…ごめん。
俺どうしたんだろう。

本当ごめん」


「私は大丈夫だけど…

湊何かあった?」



こんな湊の表情、今まで見たことなくて

正直戸惑ってしまう自分がいる



「ううん。
本当何でもないから」




去っていく湊の後ろ姿が

何だかいつもと違う気がして


多少の不安を覚えながらも



私も湊の後を急いだ