毎晩 何とか少しでも元の身体に戻せるよう 夜な夜な一人でリハビリを繰り返した 今日も同じ いつもの様にこっそりと病室を抜け 外へ向かうと 耳に入った聞きなれない音 誰か先客でもいるのだろうか 不思議に思いそっと覗くと そこには二週間ぶりの 湊の姿があった