目の前には白い壁 腕には何本もの管 顔には呼吸器 私… 「おぉ。 起きたか?」 突然耳に響いた声に 心臓がドキリと音をたてた 「……教官?」 「何だ?お前。 自分死んだとでも思ったか? そんな簡単に、優秀な人材は手放せないからな~」 そう言って豪快に笑う教官を見て 急に現実味を帯びる空間 私 どうして生きてるんだろう 予定では今頃、まる焦げのはずだったのに…