身体中の皮膚が焼けただれ 皮が剥がれ落ちていく 血というよりも もはや肉や骨の塊みたいで 苦しくて 痛くて 息をすることさえ億劫になっていた 「お前…」 目の前には湊の姿 私の姿に驚き言葉を失っているようだ 「…湊」 「作戦と全然違うじゃねぇかよ。 誰が自分を犠牲にしろって言った…?」 冷静だけど それでも声に怒りが現れている