すぐに腕からナイフを引きぬくと 途端に溢れだす真っ赤な血 大量出血に骨折 もう本当最悪だ そんな風に思いながら 段々と意識が途切れ 腰から崩れ落ちた 「何だ? もう終わりか?」 相手の嘲笑う声が聞こえる 「終わったのは……」 「は?」 次の瞬間 目の前で大きな爆発が起きた 爆風が頬に当たり 一瞬にして火傷を負う熱さがそこら中に広がる