Black Light


大きな爆音と共に

銃が暴発する


大きく身体を反らせると

脇腹に激しい痛みを感じた


あまりにも強い痛みに顔をしかめながらも

何度も何度も繰り返し撃ち合う



意識が朦朧とし、ほんの一瞬隙が出きた途端


わずか数センチ目の前に敵がいた




やばい



そう思った時にはもう遅かった


一つだけ救いだったのは

必死に避けようと姿勢を落としたこと


おかげで相手が振りかざしたナイフは心臓を逸れて

腕に突き刺さった