窓越しに目が合った どちらも私たちと同じように、顔を大きなマスクで覆っているため 表情はよく分からなかったけれど 鋭く光った眼が、一瞬にして私を捕らえる 横にいる湊も同じように考えているのか 神妙な面持ちで彼らを睨むように じっと見つめていた 暗殺者の眼 人を殺すことに慣れている眼だ