「悠里?」 ハッと気付いたら、目の前に不審そうな顔で私を見る湊 「…え?」 「え?ってお前… もう終わったぞ?全部」 「あぁ… 本当だ。」 気付いたら いつの間にか全てが終わっていた べっとりと顔についた赤い液 目の前には幾重にも重なった人間の姿 立ち上がった瞬間 脇腹に重い痛みを感じた 「っ……」