見たこともない景色 周りには私の様な幼い子供たちが何人かいて すぐに打ち解けた私は、いつもとは違う環境の中で十分に遊ぶことに没頭した おかしいと思ったのは 二日という時が過ぎてから “ねぇ、おじさん。 いつになったら家に帰れるの?” 無邪気にそう尋ねた私たちに返ってきた答えは たった一つの残酷な言葉 “君たちが家に帰ることはもうないよ。”