ドサッと大きな音を立て 目の前で倒れた最後の一人を見届けた私は 何もなかったかのように痕跡を消し去った 閑散とした空気 外の様子から もう既に侵入者の気配は感じ取っているのだろうか 中を覗くと多数の兵士が待ち構えていた このまま突入すれば自分から死を選択したようなもの 慎重に 且つ冷静に 建物内の様子を観察する