目の前の倒れた二人を見て

私の瞳から流れ落ちた一筋の涙


もう帰れない

昔の私には


帰ることはできない



二人の命を奪ったことよりも

自分の手が

精神が

穢れ朽ちていくことの方が

恐ろしく

悲しかった