今夜も無情なまでに美しい月が 汰国を照らす この月を見て あんなに穏やかな笑みを浮かべていた湊は もういない この一週間 心の所在もないまま何となく時が経ち 彼がこの木の下に眠って 今日で一週間が経った ねぇ湊 あなたからここにいる私は見えてる? そう何度 空に浮かぶ月に問いかけただろう